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『きのこ雲の下で何がおきていたのか』

昨晩、NHKで放映され録画しておいた
【きのこ雲の下で何がおきていたのか】
をみる。原爆投下の3時間後、爆心地よ
り2キロほど離れた「御幸橋」上で当時
【中国新聞の写真記者・松重美人】が撮
影した2枚の写真をもとにした番組です。

この写真の存在を知ったのは4年ほど前、
手にした【週刊文春】立花隆の書評にて
書籍の題名は『なみだのファインダー』。

新聞社に出勤が遅れた為、一命は救われ
報道員としての使命感から被災者にカメ
ラを向けるも、涙で曇るファインダーか
ら僅かな写真しか撮れなかった内容です。
その「御幸橋」上に居合わせた30名以
上の被爆者が見つかり、彼らの証言をも
とに写真を最新技術で映像処理してゆく。

【きのこ雲の下】の真実を、映像記録と
して残すために平均年齢が80歳近い被
爆者は、人生の残り時間を見つめながら
「いまだ“原爆死”の凄惨を伝えきれて
いない」という思いを強い意志で訴える。
目を逸らしたくなる、心の痛む内容です。
機会あれば、逸らさず見ていただきたい。

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