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『少年と犬』

一気に読み切る。『イヌ好き』ですから。6つの
短編からなる、この度の直木賞受賞作品。著者は
馳星周。ノワールの旗手と言われたあの男が描く
イヌの物語とな。デビュー作【不夜城】から何冊
かまではハードカヴァーで読みました。が、どの
作品もその結末から長い間、彼の小説を読むこと
を止めていた。今回の主役は『ならず者』ではな
く『イヌ』なので、フツウに読めるな。と。うん、
ええ話やね、泣けてくる。読んでる途中から、こ
の物語は3年前に読んだボストン・テランの【そ
の犬の歩むところ】を下敷きにしてるな。と思う
も、気にはせず最後まで。『イヌ好き』ですから。

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