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『西山太吉を読む』

先月末のブログ『そこが知りたい(沖縄返還の密
約)』より話は続きます。【沖縄密約】の全貌が
知りたくて数冊の書籍を購入。只今、その渦中に
居たもうひとりの人物、今年2月に亡くなった元
毎日新聞記者・西山太吉に関する2冊を並行して
読んでるところです。西山太吉の名は山崎豊子の
小説『運命の人』のモデルとして知る。以降、国
家のウソを暴いた唯一のジャーナリストとして注
目しておりました。日米の思惑が交錯した沖縄返
還には様々な【密約(核の持ち込み、日本側の巨
額負担など)】が存在した事実、政府が公然とウ
ソ(時の総理大臣・佐藤栄作は自分の功績のため
に日本の主権を事実上放棄、米国は佐藤の弱点を
利用)をつきはじめてから30年以上が経ち史実
は明らかに。かつてその一角を暴きながら「国家
の機密漏洩」に問われ、権力の報復を受けた新聞
記者。この人の言葉は重い。「日本の民主主義な
んていい加減なもんですよ。真実は全部隠し、全
部オブラートに包んで、別の事件に仕立て上げる
んだから」。根源は岸、佐藤、安倍の三代にある。

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