2023年8月31日、そごう・西武労働組合は
百貨店として61年ぶりとなるストライキを決行
した。本書は、百貨店の親会社であるセブン&ア
イ・ホールディングスの【不条理】に抗い、名門
百貨店存亡の危機に立ちあがった労働委員長の記
録です。ワシ自身は会社勤めは短く、組合員経験
もありませんが、ある書評に目が留まり、百貨店
売却の【真相】が知りたいと思い本書を読んでみ
たくなりました。以前、手にした「山一証券・自
主廃業」に際し、最後まで戦場(会社)に残った
社員の記録、出世よりも大事な生き方がある『し
んがり』を思い出した。「会社は誰のものか」と
いう言葉がありますが、現場で働く従業員を無視
し「百貨店」いう文化の場を残そうとしない親会
社・セブン&アイ・ホールディングス取締役陣の
責任は重い。2024年9月1日、文化の場とし
ての「百貨店」西武池袋本店は、その姿を消した。
『そごう・西武 61年目のストライキ』
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