Read Article

『時を経て』

昨晩、珍しいお客さんが来られた。 何故、今頃・・。
今から遡るコト14年前の『阪神大震災』、友人の知
り合いで家を全焼した家族が居て・・その娘さん2人
に、ひとつきほど住まいをお貸ししたコトがあります。
当時のワタシはデザイナーと言う職業で、その娘さん
のひとりが美術系の高校を受験する為、受験勉強ので
きる環境を提供した次第なのです。 美術系の進学希
望なので、デザインの話とか・・したのかもしれない。
ひとつき経ち・・彼女たちは両親と一緒に仮住まいを。
正直言えば・・災害『美談』のような関係ではなかっ
たなあ。それからのコトは今まで気にとめてなかった。
なんの前触れも無く・・昨晩、彼女たちの父親が友人
を介して訪ねてきたのです。 14年ぶりの再会なの
ですが・・この親父さんのコトは、正直好きやなかっ
たんだなあ。 何故、今頃・・と言う感じなのでした。
娘さん(妹)は、今では新進気鋭の作家(画家)さん
になった。との御報告でした。 また当時、その父親
との仲違いしてた関係も・・この度、彼女自身の結婚
で両親に対して感謝の気持ちの手紙が届いた。と、わ
ざわざ報告をしに来ていただいたのです。  
振り返ると・・あの時期の出来事を原点に、紆余曲折
もあり、今日の絆があるそうです。 それが昨晩の訪
問となったみたい。 驚きました。
人との『縁』とは不思議なものだ。 なにか目に見え
ない『繋がり』が、時を経ての再会となったようです。
人生50年近くも生きると、いろいろあるもんですな。

URL :
TRACKBACK URL :

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

COMMENT ON FACEBOOK

Return Top