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『権力の背信』 

今月の【文藝春秋】にて池上彰の書評を読み
手にした一冊。朝日新聞が放った二つの(森
友・加計学園問題)スクープの『中間報告』
と言った内容でしょうか。朝日は以前に【吉
田所長調書報道】【慰安婦問題】等の誤報で
報道機関としての見識が厳しく問われました
が、この度の特ダネはライバル各社を大きく
リードしました。本書で記載されているもの
に目新しさはありませんが、両案件とも現場
記者の地道な取材の積み重ねが、時系列で丁
寧に記されてます。今回の【朝日新聞】の姿
勢は日頃、朝日新聞を斜めから見るこのワタ
シの眼にも好感が持てました。官僚が公文書
を改ざんし、国会で「記憶にない」「記録に
ない」との言葉が繰り返されました。そこま
でして明らかにしたくない「真実」は何だっ
たのか。「安倍晋三よ、それはおかしくない
か」と【権力】のあり方を不断に問い続ける
メディアを支持したいと思うよね。良書です。

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