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『イムジン河』

ひと月前のNHK『アナザーストーリーズ(時代
翻弄された歌 イムジン河)』をみた直後、手元
に置きたいと発注したCDが届く。ええ番組でし
たね。曲の存在は映画『パッチギ!』で知りまし
た。映画の原作は作詞家の松山猛。当時、京都の
中学生だった松山は、朝鮮学校で耳にしたこの美
しいメロディを作者不詳の朝鮮民謡と思い、後に
日本語の歌詞をつけ、1968年「ザ・フォーク
・クルセダーズ」の新曲として発表するも発売直
前に朝鮮総連から抗議が入り、レコード会社は発
売中止を決定。それでもこの歌は枯れることなく
日本、北朝鮮、韓国で数奇な運命を辿ることにな
ります。1度、耳にすればそこから離れることの
ないメロディ、切ない願いを込めた歌詞、自然に
うるうるときます。カップリングには『イムジン
河』の代わりとなる曲として作られた『悲しくて
やりきれない』。深夜の酒場でひとり聴いてみよ。

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