何年かぶりに読む『沢木耕太郎』。
1960年(ワタシの生まれた年)、戦後の激動期を経て、
『60年安保』と言う戦後最大の保守の『危機』を『所得
倍増』という夢で乗り越えて行く、時の首相『池田勇人』
と、池田を含む大蔵省出身の『敗者』3人の政治と経済に
掛ける姿を描いたノンフィクション作品。
この本が刊行されたのは2006年ですが、30年以上も
前、1977年『文芸春秋』に於いて若き『沢木耕太郎』
が書き起こした文章なのです。・・なので、文章構成に若
さが出たりするのですが、作者はそのまま・・を載せ、加
筆する点は『あとがき』にて表記してます。
時代が違うとは云え、国民に対し『所得倍増』なんて言葉、
現在のリーダーは吐けますかね?。 この本を読み終えて
これを読んで欲しい。と『あのヒト』に対して思うのです。
『危機の宰相』
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