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『懐かしい声』

朝までの営業が3日間も続くと・・老体に
は堪えます。 カラダ全体が重くダルいよ。
早朝4時・・突然、店の電話が鳴った。嫌
やで。今から呑ませろ。言う電話やったら。
電話を取ると・・懐かしい声が。
声の主は、遠く『秋田』から。 ああ・・
この日(開店記念日)、1番聞きたかった
人の声なのです。 ワタシが酒場を開業す
るにあたって1番お世話になった恩人です。
9年前、なにを思ったか・・41歳のオヤ
ジが『酒場』を始める。と言い出しました。
『酒場』を始めるのはいいけど・・酒の作
り方なんて、何も知りません。 困ったオ
ヤジは、職場近所(南船場)にあるバーに
無謀にも『バーテンダー修行』を申し出ま
した。何のメリットにもならない41歳の
オヤジを置いてくれるよな物好き、居るわ
けないよな。 ところが、ここのマスター、
快く、このアホを受け入れてくださったの
です。 この御恩、一生忘れるコトはない。
しかし・・今、考えたら、よう言うたなあ。
また、よう受けてもろたなあ。と思います。
現実として・・今の『酒場』があるのです。
その店は、残念ながら・・今はありません。 
ワタシが、この『酒場』を長く続けるコト
が・・マスターへの恩返しやと思うてます。
ここでは、書き切れないくらいの恩があり
ます。 懐かしい声が聞け・・嬉しかった。 

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