Read Article

『時代を創った女』

芥川賞作品・全文掲載と言うコトで購入し
た【文藝春秋】なのですが・・それ以上に
興味深く、2度読みまでしたのが『時代を
創った女』(ユーミン)の新連載記事です。
ライターは柳澤健。 以前に『1976年
のアントニオ猪木』を刊行、その目の付け
所に・・ソチラではかなりのマニアックな
ワタシも驚かされました。出来る男なのだ。
『ユーミン』と言うヒトに、さほど興味が
あるワケではない。CDを買ったり、ライ
ブにも数回、行ったコトはありますが・・
実はあまり知らない。 はじまりは作詞家
松本隆が、松田聖子の曲作りに松任谷由実
を起用したところから。 プロになるまで
の経緯とその環境、『曲を書くことは絵を
描くことに近い』と美大出の彼女の言葉に
は説得力があり、時代を先取りしたセンス
の良さを自覚してるところが、実に面白い。
一時代を築いた『ユーミン』も、今はかつ
ての勢いはなく、CDの売り上げは全盛期
1/20ほどやそうです。 その現実を冷静
に受け止め、スタンスの取り方も判ってる。
『ユーミン』の曲が時代を越えて愛され続
けてるのは・・【日本人の普遍的な感情が
描かれている】からだ。で、結ばれている。
書き手の【視点】により・・こんなに興味
深く読めるとは。 一読の価値あり。デス。

URL :
TRACKBACK URL :

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

COMMENT ON FACEBOOK

Return Top