福島第一原発で、事故収束作業の陣頭指
揮を執っていた吉田元所長が亡くなった。
事故対応では、原子炉の冷却が困難にな
るなか、原子炉への海水注入の中断を東
電本店が指示したのに対し、元所長は自
らの判断で、海水注入を続けたそうです。
この国は・・何時の時代も、大きな組織
の長は、その責任から我先に逃れ、最前
線の戦士が身命を賭して【現場】を収め
る努力してきた。事故直後の絶望的な状
況のなか、強力なリーダーシップを発揮、
次々とアイディアを出して、事故がさら
に拡大するのを押し止めました。半年前
に読んだ大鹿靖明の『メルトダウン』で
壮絶な現場状況を知る。再読してみよう。