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『公式エンブレム』

巷で、あまり歓迎されていない感の【東
京五輪・公式エンブレム】。そのエンブ
レム(シンボルマーク)を眺め、以前に
読んだ【TOKYO オリンピック 物語】を
本棚より引っ張り出してみる。第一章に
「赤い太陽のポスター」と題する196
4年・東京五輪のシンボルマークを考案
した亀倉雄策の役割りを紹介。亀倉曰く、
「僕の功績はシンボルマークをデザイン
したことではない。作ろうと提案したこ
とだ。」そうです。それ以前は大会独自
のエンブレムと言うモノはありませんで
した。それを提案したのが亀倉雄策です。

彼がシンボルマークを作る際に念頭に置
いたのは、尊敬するグラフィックデザイ
ナー【カッサンドル】のポリシーでした。
美しい色彩や繊細な造形の追求ではなく
「強盗が斧を持って窓から侵入する」ほ
どのインパクトをマークのなかに表現し
たかった。そうです。そのデザイン・イ
ンパクトは50数年経った今でも新鮮だ。
この度の【公式エンブレム】は、それを
越えたのでしょうか。制作者のみぞ知る。

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