昨晩、学生時代にお世話になった恩師が
ご来店。大阪芸大の在籍時、ワタシはグ
ラフィック・デザインを専攻しておりま
したが・・何ともつまらない学科で、こ
こでは何ひとつ学ぶコトはなかったなあ。
当時、先輩が居る版画(孔版)の研究室
に出入りしており、そこでは教授から生
徒まで毎晩、当たり前のように酒を酌み
交わしてました。授業が終われば夕方よ
り酒盛りが。研究室の先生方から美術の
講義を受けたワケではなく、ワタシが学
んだコトはそれよりも大切な、社会人に
なって大いに役立った酒の飲み方と大人
との接し方でした。この稼業のワタシが
あるのも、あの時代があってのコトです。
教授と顔を合わす度に「オバラ君、今の
学生に君らのようなアタマのおかしい子
は、もうおらんで」とお褒め?の言葉を
いただく。語る顔が少し寂しげでもある。
30数年前の古き良き時代の話に琥珀色
の酒がすすむ。年を重ねど、魂かわらず。
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