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『怒られた話』

酒場店主がお客さんに怒られた事が、ちょっ
とした話題となってます。怒られることがな
くなったこのトシで、ええ経験でしたわ。と
同時に、今の若者は怒られ慣れしてないよな。
との話。若いうちに怒られることも経験です。

そんな話から思い出したことが。20代半ば、
転職して1年間(まる365日)いた会社で
中途採用の面接と退社願いを申し出たときの
【支配人】と呼ばれる偉いさんからの叱咤を。

えらい剣幕で怒られましたわ。会社に入る時
も、辞める時も。入る時はね、ワタシの態度
の悪さに『なんだ、お前の態度は。これから
面接を受ける者の態度か!』とね。辞める時
は『お前から入れろ。と言って来たのに1年
も経たないうちに辞めたいとはどう言うこと
だ、許さん!』とホント、アタマから湯気が
立つ勢いで、隣の部屋にも響くような怒号で
した。しかしながら、この怖い【支配人】さ
んには親近感を持ち、自主的にレポートを提
出したり、会社の在り方を生意気に直談判し
たものです。何度か役員室にも呼ばれました。

そういう意味では目を掛けていただだいたと
思う。もう30年以上も前の話だ。退社以降、
お会いすることはありませんでしたが、あれ
だけの大声で怒られたのは後にも先にもこの
支配人だけかな。未熟で生意気なガキを叱っ
ていただき、ありがたいことです。失礼なが
ら、このまま怒らせたら爆発するんやないか。
と、ゆでダコのような真っ赤な顔を思い出す。
若者に一言・・怒られてみなはれ、経験やで。

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