2018年【東宝の夏】第2弾は【キングコ
ングの逆襲 (1967)】。この映画は小学
校1年生のとき、劇場でみました。怪獣映画
でありながら主役には宝田明、悪役に天本英
世、ボンドガールの浜美枝という贅沢なキャ
スティングです。そして何よりも【メカ二コ
ング】のカッコよさに目を引かれました。身
長20メートルのリアルな(二足歩行)ロボ
ットは、ガンダムが世に出る10年以上も前
にデザインされたものです。逆三角形の胸板
という造形センスも光ります。ほら、酒場の
カウンターに鎮座するオブジェ、あれですよ。
ラストに決戦の場となるのは、高度成長期の
象徴ともいえる東京タワー。怪獣映画であり
ながら様々な視点より【大人の匂い】を醸し
出す本作は、ませた7歳の小学生を大いに喜
ばせました。ワシにとって【キングコングの
逆襲】はオトナへの階段の入り口なのでした。