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『東宝の夏・3』

【東宝の夏】第3弾は【日本のいちばん長い
日】。本作は東宝創立35周年作品のひとつ
として【キングコングの逆襲】のあと、19
67年8月に公開されました。何回目になる
やろ・・近年、8月15日のこの日に合わせ
てみるようにしてます。監督は岡本喜八、脚
本には橋本忍の名が。ご存知の通り、昭和2
0年8月14日の正午から宮城事件、そして
国民に対して【玉音放送】を通じてポツダム
宣言の受諾を知らせる8月15日正午までの
24時間を描いたノンフィクション大作です。

この長い一日を158分でみせるには、良い
脚本に頼るところがあります。また、歴史上
の人物を演じる俳優陣にも。驚くなかれ出演
者はすべて戦争体験者。なかでも阿南・陸相
を演じる三船敏郎のド迫力は凄まじく、黒沢
作品のそれとは別の迫力がある。戦後の日本
の出発点ともなる波乱と激動の一日が描かれ
た昭和の名作を、平成最後の【終戦の日】に。

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