録画しておいたNHKスペシャル【スクープ
ドキュメント 平成史】をみる。第2回目は
山一證券破綻の深層。1年ほど前【しんがり
山一証券 最後の12人】を読んだ。放送前
より、会社破綻に至るまでの真相に関心を持
つ。破綻から21年、かつては【四大証券】
のひとつといわれた名門企業、転落の内幕を
【Nスぺ】ならではの視点で深層を検証する。
果たして、その答えは・・やはり。平成が終
わりを迎えようとする今も、社会に根深く残
る日本特有の【組織文化】その体質にあった。
放送のなかで、次の言葉に引っかかるものあ
り、思わず書き写す。会社の危機が分かって
も居心地の良さから問題から目を背けていた。
見たくない現実でも直視する目をもって、悪
いニュースほど、先ず、関係者が共有しなけ
ればならない。それがいざというときに正し
い【初動】とか、スピーディーな対応を可能
にする。常に【最悪】を想定して、可能な限
り【策】をあらかじめ考えておく。最悪が現
実となった場合には、考えておいた【策】を
果敢に勇気をもって実行すればよい。沈みゆ
く船を前に、そうは出来なかったのだろうか。