深夜２時、カウンターは埋まった状態。そこへ扉
を開けるスーツの男性ふたり。思わず、言葉が出
ました。『入って来たらあかん！』。若い方の男
性はすでに千鳥足。この時間、この手の輩を入れ
るとロクなことがない。『泥酔の方はお断りしま
す』と。一方、年配の男性は何度か酒場に来店い
ただいたことがあるので、話は通じます。が、先
ずは酒場の姿勢を伝える。店主は【場】の空気が
濁ることを何よりも嫌がる。若い方の男性がこう
言いました『他所へ行きましょ』。互いのシアワ
セのためにワシもそれがええと思う。この数日間、
酒場店主の判断で退店を促すこと数回、難儀やな。