30数年ぶりに手にする、黒澤明の自伝(のよう
なもの)。大正、昭和の時代を背景に【巨匠】の
半生を垣間見ることの出来る一冊。30数年前に
帰省した際、父親が読み終えたばかりの本書を持
ち帰って読み、それ以来となる。20代半ばの視
点とは捉え方も異なり・・当然ながら、このトシ
での方が面白い。後半、映画の世界に入ってから
の逸話は特に。【映像の昭和史】としても楽しめ
ます。自伝は、昭和25年の名作【羅生門】まで。
それ以降の【巨匠】エピソードも知りたかったね。
『蝦蟇の油 黒澤明』
URL :
TRACKBACK URL :