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『悲しき五輪』 

今週の週刊文春に、沢木耕太郎の特別寄稿『悲し
き五輪』。これまで数多くのオリンピックを取材
してきた作家の沢木耕太郎が、東京五輪の取材を
全て断ったとのこと。その理由として開催の「大
儀」がないのではとの疑問。東京都民にとっての
意義が希薄なら、国民からの熱い支持もない。か
つて例を見ない巨額の費用がつぎ込まれ、どの観
点から見ても、このオリンピックに「大儀」は存
在しない。と。そこに思いが至り、取材全てを断
ることに決めたそうな。彼の言葉を引用しますと、
それにしても、この二度目の東京大会ほど、惨め
なオリンピックは、かつてなかったかもしれない。
負の要素があとからあとから噴き出し、降り注い
でくる、なんとかわいそうなオリンピックだろう。
この惨めで哀れな東京大会を、黙って通り過ぎる
のを見送ればいいのか、最後まですべてを見届け
てあげるべきなのか。一読いただきたい寄稿です。

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