あの日から27年目の朝を迎えた。午前5時過ぎ
に目が覚め、5時46分に黙禱。年々、その日の
記憶が遠くなってゆく。記憶が薄れないよう、こ
うして書き残します。あの日、交通と通信網は分
断され神戸は陸の孤島となりました。最初に連絡
を受けたのは豊中市に住む友人からでした。「生
きてる?」とね。当時は今のように携帯電話を持
つ人は少なく、公衆電話からの一報でした。嬉し
かったな。こちらの状況を話し、しばらくは大阪
に向かえないことを当時のデザイン事務所のスタ
ッフに伝えていただきました。時間軸に沿って思
い出してゆくと、1995年の1月17日が見え
てきます。いつまでも、あの日を忘れないように。
『27年目の朝』
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