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『羽曳野の空の下』

午前8時、近鉄南大阪線・高鷲駅の前に立つ。閉
店後、自宅とは反対方向にある羽曳野市に向かう。
そこにある親友の墓参りに。亡くなったのはちょ
うど20年前のこの日、先の2年間はコロナ禍で
行けず、3年ぶりの墓参りになったことを詫びる。
亡くなったあの日の午後、目の前で友は倒れ、直
ぐに救急車を呼んで病院まで同乗し、家族に連絡
を取ったことを克明に憶えてます。「運んだ救急
病院を間違えてる」と非難した人がいました。が、
そんな余裕はないねん、ワシも必死でした。しか
し、彼は帰ってこなかった。重く、苦い一日でし
た。帰りの電車のなか、あの日の経過を思い出す。

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