シゴト初めの3日、2001年の酒場開業時にお
世話(バーテンダー修行)になった方が亡くなっ
たとの知らせを、恩人の出身地である遠く秋田市
より電話連絡を受ける。すぐさま、故人のことを
よく知り、当酒場に於いては最古参の女性に報せ
る。先週のはじめ、彼女は遠路・秋田まで足を運
び、昨晩、その報告に来られました。開業前のあ
の時期、あの場所で、あの店主と常連客の彼女た
ちに逢わなかったら、そこから今日に続く【酒場
の物語】は無かったかもしれない。偶然にも亡く
なった酒場店主の高校の後輩になるデザイナーと
も縁がなければ20数年もの間、店主(ワシ)と
の仲は続いていただろうか。沢木耕太郎のエッセ
イより「縁、というもの」この言葉をお借りする。
『縁、というもの』
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