昨晩、放映された映像の世紀は『マンハッタン計
画 オッペンハイマーの栄光と罪』。第2次大戦
中、米国の原爆開発「マンハッタン計画」を指揮
した科学者オッペンハイマーの生涯を描いた45
分です。1945年8月6日、史上初めて人間の
上(広島)に原爆が落とされた。3日後には長崎
に。オッペンハイマーは『原爆の父』と呼ばれ米
国の英雄とされたが、直後、彼はロスアラモス研
究所の所長を退任する。米ソの核開発競争に警鐘
を鳴らす立場をとり水爆爆実験に異議を唱えたこ
とから「赤狩り」の対象にもなり、米国「原子力
委員会」から追放される。1960年に来日する
も広島と長崎を訪れることは無かった。1967
年に62歳の生涯を終える。その2年前のインタ
ビューでは「私は今になっても、あの時もっとよ
い道があったと言える自信がありません。私には
よい答えがないのです」。『原爆の父』の栄光と
罪。生涯、良心の呵責に苦しみつづけたとされる。
昨年の夏より首を長くして待った『オッペンハイ
マー』は来月末、日本でも劇場公開されるそうな。
また、以前より読んでみたいと思ってた書籍が文
庫化されたことを知る。しかし3巻はヘヴィやな。
『オッペンハイマーの栄光と罪』
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