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『寄り道の一冊』

【文藝春秋】今月号にて、有吉佐和子の小説『青
い壺(1977)』に関する対談から、読んでみ
たいと手にした一冊。高度成長期を舞台に、無名
の陶芸家が焼き上げたひとつの美しい『青い壺』
を巡り、人間の有為転変を鮮やかに描いた13の
連作短編集です。本書には、大人だからこそ気づ
く〝匂わせ〟も多い。と対談者の言葉。なるほど、
言い得て妙やね。その対談に目が留まらなければ
手にすることはなかったであろう、寄り道の一冊。

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