堀川恵子の『透析を止めた日』を読む。【帯】に
なぜ、透析患者は「安らかな死」を迎えることが
できないのか? どうして「緩和ケア」を受ける
ことさえできないのか? 透析を止めた夫。看取
った著者。と表記。本書の冒頭「透析患者の、こ
とに終末期に生じる問題について、患者の家族の
立場から思索を深め、国の医療政策に小さな一石
を投じようとしたものである」。本書末尾に「私
が目にした光景は、透析業界のほんの一部に過ぎ
ないだろう。それでも、医療とはいったい誰のも
のなのか、という冒頭の問いを改めてこの胸に置
いたとき、きっと変化は置き始めている、そう思
えた」とある。大きな一石を投じる、必読の一冊。
『透析を止めた日』
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