７月に読んだ【悪の五輪】から【騙す衆生】著者
月村了衛の書籍３冊を手にする。なかでも今回の
作品がダントツに面白かった。５００頁の大作で
すが一気に読み切る。戦後最大級の詐欺集団『横
田（豊田）商事』の残党が、大掛かりな詐欺をは
たらき、のし上がってゆくノワール小説。手にす
る前は、豊田商事事件を下敷きとしたフィクショ
ンかと思いましたが、著者の創作だ。立て続けに
著者・作品を３冊を読んでみましたが、前の２冊
から比較にならないほどの圧倒的な筆力つけた１
冊と言えます。こりゃ、ええ買い物をしましたわ。