録画しておいた【新・映像の世紀】第３
集『時代は独裁者を求めた』をみる。な
ぜ、ドイツ国民は独裁者を迎え入れたの
か・・世界恐慌で資本主義に幻滅した人
々はファシズムを支援し、世界の企業が
ドイツを支援してゆく様を時間軸で追う。
恐慌後、いち早く立ち直ったのはドイツ
だった。ヒトラーは失業者の対策に全長
７０００キロにも及ぶアウトバーンを建
設し、また誰もが車を持ち、家を持つ国
民の生活向上を実現する。と同時に、二
つの敵【共産主義】と【ユダヤ人】を掲
げ・・世界の一流企業や著名人もナチス
に加担してゆく。独裁者に未来を託した
国民がそれに気づいた時には、誰もその
モンスターを止めることが出来なかった。
終盤、ユダヤ人収容所が開放されたとき
の映像・・連合軍は一般ドイツ人にも悲
惨な状況を見せる。ドイツ人は顔を伏せ
「私たちは知らなかった」と語るが「い
いや、あなた達は知っていた」と告げる。
凄まじい７５分間のドキュメント映像だ。
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