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『天声人語より』

朝日新聞『天声人語』より アフガニスタン駐在
の英国大使は、部下の大使館員たちが出国した後
もカブールに残り、通訳など英国に協力してきた
アフガニスタン人らに、出国ビザを発給し続けた。

【我が国】の大使館員たちが現地スタッフを残し
て国外退避したという事実、割り切れなさを拭え
ない。自衛隊機も現地へ向かったが、スタッフや
その家族ら500人の退避はできなかった。確実
な退避は、日本政府が外交を通じて成し遂げなけ
ればならない課題なのだ。 タリバン政権崩壊後、
政府の特別代表で現地入りした経験のある伊勢崎
賢治氏はこう語る。 日本に関係の深い人たちが
いま危険にさらされている、日本政府がネット経
由で【命のビザ】を発給することを求める。【命
のビザ】は第二次世界大戦化でリトアニアにいた
外交官・杉原千畝にちなむ言葉である。助けを求
めて領事館を囲んだユダヤ人に、杉原は独断で出
国ビザを出し続けた。「私を頼ってくる人々を見
捨てるわけにはいかない。でなければ私は神に背
く」。彼の行為が心を打つのは、人としての倫理
観がそこにあるからだ。【我が国】の宰相は・・

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