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『さらば、赤ヘルの父』

広島東洋カープ元監督の古葉竹識さんが亡くなっ
た。セ・リーグの「お荷物球団」と言われた弱小
(貧乏)球団を4度のリーグ優勝と3度の日本一
に導いた名将です。貧乏球団であるがゆえに限ら
れた戦力を生かし、厳しい練習と競争で今日に続
くチームの土台を築きました。1975年のシー
ズンの途中に監督就任、チーム色を【赤】に変え
初のリーグ優勝を。優勝したその日のことは今で
もよく憶えてます。当時、中学3年だったワシは
中間試験が終わった後、映画を観に行ってました。
夕方、映画館から出ると、市内の中心部は熱気を
帯びた異様な空気に包まれてました。優勝が決ま
った瞬間、広島市内は【ひとつ】に。一旦、自宅
に戻るも数時間後、また歓楽街に向かう。どこも
お祭り騒ぎで知らない人同士が【胴上げ】をして
ました。その日を首を長くして待った市民のエネ
ルギーが怒涛の如く渦巻く、町が躍る状況でした。
後にも先にもこんな場面は知りませんわ。その日、
古葉監督は【市民の誇り】となる。今朝、46年
ぶりにあの日の光景を思い出しましたよ。さらば、
赤ヘルの父。古葉監督、ありがとうございました。

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