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『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』

生涯に何度か良書との出会いがある、その一冊と
言うてええでしょ。1960年、当時のチェコス
ロバキア。著者は「在プラハ・ソビエト学校」で
国籍の異なる個性的な3人の友だちと出会う。彼
女たちは子どもながらに故国の歴史を背負ってプ
ラハに暮らす。それから30年後、激動の東欧で
音信が途絶えた3人の友だちを探し当てた著者は
少女時代には知り得なかった真実に出会う。ひと
月ほど前に読んだ『オシムの言葉』同様、自分が
【東欧】のことをあまりに知らなさすぎると痛感
する。昨今のウクライナ情勢を少しでも理解した
くて。著者・米原万里は2006年に他界、今日
のウクライナの置かれた状況をどう思うのだろう。

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