長い間、音信が途絶えてた幼なじみの訃報が届い
た。昨晩、故人との思い出の１枚、ELOの『オー
ロラの救世主』を引っ張り出して聴く。このアル
バムを手にしたのは１７の秋でした。当時のワシ
は『洋楽』情報に乏しく、海外のロックに詳しい
彼からいろいろ教わりました。年明け、ELOのラ
イブを観に行かないか。の誘いに京都まで観に行
きました。これが初めてのライブ観賞で、グリー
ンのレーザー光線が飛び交うステージ、その時の
興奮は今も憶えてます。深夜にひとり、レコード
盤に針を落とすと、当時の出来事が浮かんでくる
よ。あれは高校卒業後、広島から大阪に出る前夜、
未成年の分際で深夜まで飲み歩き、あろうことか
酒に酔った友人が飲食店のガラスをバリバリと叩
き割り、店主に追いかけられ一緒に逃げたことが
ありましたな。馬鹿だね。次の日、このレコード
を持って二日酔いのまま、大阪での生活が始まる。