あの日から29年、1月17日を迎える。昨晩ま
であの日のことは薄らいでましたが、朝を迎え垂
水まで帰宅電車のなかで、地震発生から午前中の
出来事を昨日のように思い出す。飛び起きて直ぐ
に玄関のドアを開ける。カラダが勝手に動き【逃
げ道】の確保をしてたようです。ドアを開けると
既に近隣はガスの臭いが充満してました。此処か
ら火災を出さないよう、原チャリで道路を塞いだ
記憶が残る。震源地より目と鼻の先にある垂水区
の五色山は奇跡的に全域、家屋倒壊の難から逃れ
ました。度重なる余震で怖い一夜を過ごしました
が、翌日からのことは年々その記憶が薄れてます。
新年早々、能登半島は大きな災害に見舞われまし
た。地震の発生から17日目の輪島市では、今朝、
中学生250人が学習機会を確保するため集団避
難したとのこと。29年前、大阪に仕事場を持つ
自分も一時期、奥さんの実家にお世話になりまし
た。甚大な被害に遭われ、日常が奪われた方々に
一日も早く穏やかな春が来ることを切に願います。
『29年目の朝』
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