先週の週刊文春【私の読書日記（橋本愛）】にて
目に留まった本書。「コーダ」とは、きこえない、
きこえにくい親をもつ、きこえるこどものことを
指します。聴覚障害のある親の通訳の役割を巡り
揺れ動くコーダの思いと親子の関係について、多
くのコーダと親の語りを通じて、解析・分析する
一冊。まわりに「ろう者」や「コーダ」は居ませ
ん。尚のこと「コーダ」について知りたいと思い
手にしました。本書では、周囲の方々にコーダの
存在を「知ってほしい」「特別扱いしないでほし
い」とある。そして、もしもコーダに出会うこと
があったら「コーダという言葉を伝えてほしい」
とも。このトシまで、なにも知らなかったワシも
読みやすく分かりやすい文書で、ある程度は理解
しました。ある程度です。知らないことは知ろう。