先日、全２２巻のマンガ『20世紀少年』を読み終えた。
その完結編となる『21世紀少年』があるコトを知らず
・・その上下巻も読みました。　このマンガを読んだ
人の話を聞くと・・ストーリー構成など賛否両論ある
ようですが、それは読んだ人が勝手に評価すれば良い。

作者の『浦沢直樹』は、ワタシと同世代。　７０年の
『万博』の多大な影響を受けた、所謂『万博世代』だ。
この世代で、デザイナー等の職に着いた者たちの『根
っこ』の部分には、必ず『万博』がある。と言っても
過言ではない。　ワタシたちの世代は『万博』そのも
のが『夢』と『希望』だったのです。
なので・・作者が描きたかった『世界観』は分るのだ。

７０年当時、１０歳だったワタシ自身も『万博熱』を
帯びたひとりで・・それから２０年後に、想い描いた
『夢』が叶い、『博覧会』のパビリオン・デザインを
担当するコトができました。　少年時代の熱き想いを、
思い出させてくれるマンガとして、この『２０世紀少
年』はワタシにとっての『タイムマシン』なのでした。
ややこしいストーリーや矛盾点は、とりあえず置いと
いて・・コレはコレで、ええんやないか。と思います。