同時期、ふたりの『読書家』から勧められた本です。
ワタシ自身『本』好きと言うコトもあり、お客さん
と深夜の『本』談義をよくします。 ワタシ自身の
読む本は片寄ってるのですが・・『本』の情報交換
は楽しいもんです。 知らないコトを知るコトがね。
さて、この『シャドー81』なのですが、刊行され
たのは70年代半ば、随分と旧い小説です。 著者
はおそらく、この小説しか残して無いと思われます。
ロサンゼルスからハワイに向かうジャンボ旅客機が、
『機外』の戦闘機によってハイジャックされる。そ
の戦闘機は旅客機の死角に入り・・姿は見えず、犯
人は人命と引き換えに巨額の金塊を要求・・。
アイデアの勝利。と言う感じの、航空サスペンスだ。
ページを捲る度に、その詳細映像がアタマの中で浮
かび上がってくるのです。しかも・・それは70年
代の、少し赤み掛った旧い映像として。 旅客機内
の乗客のファッションなんかもね。 自分のなかで
は、ひとつの完成された映画が出来上がりました。
30年以上経った今、読むと・・時代のギャップは
確かにありますが、『コン・ゲーム』小説としても
読みごたえある一級品のエンターテインメント作品
でした。 また、ええ『本』の御紹介よろしくです。
『シャドー 81』
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