昨日の夕刊にて【つま恋 42年の青春
に幕】に目が留まる。この25日、一般
向けの営業を終えるそうな。記事を読み
遠い夏の日を思い出した。1975年の
夏、ワタシはその場所に居るハズでした。
その年の8月、吉田拓郎と「かぐや姫」
が6万人もの観衆を集め、夕方から朝に
掛け、空前の(オールナイト)野外ライ
ブが行われました。当時、中学生だった
ワタシは、時代でしょうか・・永ちゃん
よりも拓郎でしたね。当時の親友とこの
一大イベントに参加すべくチケットを購
入する。首を長くしてその日を待ってま
した。が、その数日前、友人からライブ
のチケットを払い戻した。との連絡が入
る。なんでも親に反対され、チケットは
既に手元にはない。とな。ワシはどうし
たらええねん、この怒りを友人をとその
母親にぶちまけたよ。『お前らとはこれ
までじゃ、死ね!』とね。書き殴った手
紙をその家のポストに投げ込んでやった。
今のワタシのキツい性格はこの時、初め
てアタマを出しましたね。しかしながら
自分ひとりで行く根性はなく、泣く泣く
断念した。と言う15の夏。の経験です。
ライブに行けなくなり、怒りを抑えきれ
なくなった自分と、ひとりで行動が出来
なかった自分の弱さ。が思い出されます。
袂を割った友人とは結局、そのまま。広
島駅の近くで釣具屋さんを営む彼の実家
は随分と前から、その場所は他人の手に。
路面電車で店の前を通る度、あの夏の日
が目に浮かぶ。大人の階段を上るには幼
過ぎた1975年の夏、【つま恋】の夏。
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