2007年夏、インターネット上で見知
らぬ男3人が知り合い、31歳の女性を
無計画に拉致し、命を奪った「名古屋闇
サイト殺人事件」。この事件の犯人たち
は、犯罪を行う仲間を募集する「闇の職
業安定所」という掲示板を通じて知り合
い犯行に及んだ。事件があまりにも残虐
で無計画なものであったことはよく覚え
てます。事件が【いつかの夏】と言うタ
イトルで刊行されてると知り、購入する。
購入後、一気に読み切る。読みはじめは
被害者の生い立ちに、多くの頁が割かれ
自分の思ってた内容からは離れてる気が
しましたが・・被害者の半生、生い立ち
こそが本書の【要】であることに気づか
される。加害者の生い立ちや環境を中心
に展開しているノンフィクションが多い
なか、それとは正反対に被害者の半生を
丁寧に追った作品です。被害者は自らの
命に代えても守りたいものがありました。
昭和の時代ではあり得なかった『闇サイ
ト殺人事件』。インターネット・・確か
に便利なツールではありますが、ワタシ
等の世代から言えば扱いにくいツールで
もある。時代と上手く付き合えるやろか。
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