村上世彰の【生涯投資家】を読む。『お
金儲けは悪いことですか?』との名言で、
インサイダー取引容疑で逮捕され執行猶
予つき有罪判決を受けた村上ファンドの
あの人だ。世の中に名前が出る以前より
存在は知ってました。また、ミナミのど
真ん中で生まれ育ち、小学生の頃より投
資を始めてたことに興味を持ってました。
しかしながら、このワタシは数字や経済
と言うものに弱く『ファンドって何?』
と、聞いてしまいそうなオヤジです。そ
れでも、この本を読んでみたいと思った
のは、昨年の【文藝春秋】で、池上彰と
の対談を読んでからであったように思う。
この人はアタマの切れからフツウの経営
者の遥か先を走り、旧態依然とした(株
式会社日本)経営陣から総スカンを食ら
ったものと解釈します。本人が語る半生
は興味深く、ワタシのような投資や経営
知識の疎い者でも充分楽しめる一冊です。