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『その犬の歩むところ』

ひと月ほど前、書店の新刊コーナーにて
そのタイトルに惹かれ手にした1冊。帯
には『傷ついた人々のそばに、いつもそ
の犬がいた』とある。イヌ好きにとって
気になるキャッチコピーやないか。著者
も内容も認識しないまま、ブックカヴァ
ーの存在感ある写真に引き付けられ購入。

彼(犬)はどこから来たのか。何を見て
きたのか・・この世界の罪と悲しみに立
ち向かった男たち女たちと、そこに静か
に寄り添っていた気高い犬の物語。です。
いい小説だ、すがすがしい小説だ。今年
読んだ小説の中では1番、お勧めの1冊。

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