先日、帰省の際に参加した【原爆の語り
部 証言者の会】で購入した故・富恵洋
次郎さんの著書【カウンターの向こうの
8月6日】。昨年7月、亡くなられた直
後に刊行されました。頁をめくり大きな
文字に『うわあ、文字でかっ』と思いま
したが、会の開催までの経緯、ワタシを
含めあまり知られてない1945年8月
6日、広島のいちばん長い一日が、誰に
でもわかりやすく丁寧に表記されてます。
【証言者の会】に登場した8人の方の被
爆者の証言は・・『原爆がうつる』と言
われた過去、憎しみより許す心を。今ま
で読んだどの本よりも生々しく、それま
で人前で話したくなかった苦しみはご本
人の体験からの言葉なので、その痛みが
読む者に深く突き刺さります。そこから
目をそらさず、ひとりでも多くの方に読
んでいただきたい。『あの日の広島を知
りたい』と思う方へ、そう願う一冊です。