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『知的ヒントの見つけ方』

その類なき知的欲求を幅広い分野に及ばせ
ているところから【知の巨人】と呼ばれる
立花隆。2011年より【文藝春秋】の巻
頭随筆をまとめた本書を読む。おもしろい。

注目すべきは、このヒトの未来を予測する
視点だ。小池百合子の国政進出や森友学園
問題など、当時の立花隆がどういう見識を
持っていたのか。という視点で読むと興味
深い。森友学園の問題に関しては昨年5月
に、今回のことの本質がどこにあるかとい
えば【忖度】の一言につきる。と。森友問
題のことではありませんが・・安倍首相と
その官僚的スピーチライター達が繰り出し
てくるもっともらしい言葉の数々は、いか
にもウソっぽく聞こえるし、あまりにも真
剣みに欠けた議論としか聞こえない。これ
は3年前に記されたもの。言い得て妙です。
改めて、立花隆の視点の確かさを実感する。

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