書店の平積みで目に留まった【小さいお
うち】。昨年、当酒場にて『わたしの好
きな絵本・展』と言う企画を開催したと
き、参加者の女性が【ちいさいおうち】
と言う絵本を出展。同じタイトルが気に
掛かり・・購入して読んでみると、小説
の内容そのものが、その【ちいさいおう
ち】をテーマとしたものでした。昭和初
期からの物語を戦後生まれの著者が創作
したこの作品。同じく戦後生まれの作家
が戦中を描いた【永遠の０】と重なりま
す。男女の作家が描く同類の異なる小説、
偶然ですが、読み比べてみて面白かった。