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『ありがとうが爆発する夜』

おかげさまで酒場は昨日、開業17年を迎え
ることが出来ました。しかしながら午後9時
を回っても誰も来ず・・人気の無さを実感し
ながら、うたた寝してるところに人の気配が。

開口一番『今日が周年でしたよね?』の言葉
に『はい、そうです。人気が無いので誰も居
ませんけど・・』と返す。お客さんが来たよ。

と、言うてるうちに、ありがたいことにカウ
ンターは埋まりましたぞ。来る人、来る人か
らお祝いの酒をいただく。普段、この店主は
『酒場では、30分に1杯飲むのがマナーや
で』と、えらそうなことを言うてるので常連
の皆さんから『今日は祝いなので店主は5分
に1杯、呑めよ!』と、ありがたいお言葉。 

しばらくすると、17年前の開業当時、まさ
にこの場に臨場した、戦友ともいうべき女性
の登場。戦友と言いながらも、当酒場の【出
入り禁止】経験者だ。ここに来るたびに『あ
いかわらず人気のない飲み屋やなあ、どない
すんねん』と憎まれ口を叩くも、定期的に酒
場の偵察?に。いやあ、ありがたい限りです。

日付が変わった頃、その彼女が何を思ったか
神戸に住む常連さんに、今から来るよう電話
を掛ける。おいおい、来るわけないやろ。と
その話を片付け、さらに酒はすすむ、すすむ。

夜はさらに深く、深く・・深夜2時を回った
頃でしょうか、神戸に住む紳士が来ましたぞ。
そこから、また呑む、呑む。どこまでこの時
間が続いたのか定かではありませんが、気づ
けば帰宅の途に就いてました。長い、長い夜
が終わる。ありがとうが爆発する夜でもあり
ました。お来店いただきました皆さまに感謝。

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