昨晩のそれは1年前から用意された【イチロ
ーの日】であったように思う。最終の美は飾
れませんでしたが、孤高の戦士は最後までヒ
ットを狙い続けました。イチローの偉業と苦
しみは、210本の安打を記録した1994
年から始まりました。昨晩のインタビューで
も『チカラ以上の期待をされるのは苦しい』
の言葉に表されてました。【世界一の安打製
造機】と言われたイチロー選手の記録はこれ
から先、塗り替えられることはないでしょう。
数多の素晴らしい記録もそうですが、神戸市
民にとって忘れられないのは1995年と1
996年の【オリックス・ブルーウェーブ】
リーグ優勝、翌年の日本一の立役者となった
ことです。1995年の阪神・淡路大震災で
被災したオリックスは『がんばろうKOBE』
を合言葉に、破竹の勢いで11年ぶりリーグ
優勝。昨晩、『神戸には特別の思いがある』
と語ってたイチロー。神戸市民もまた、イチ
ローには特別の思いがあるのです。あっぱれ、
イチロー。孤高の戦士よ、お疲れさまでした。