雨の降るなか昨晩遅く、ひとりの異邦男性が酒場に入って来た。
何度か店の前を往復し、意を決して?階段を降りてきたそうだ。
今春、オーストラリアからやって来てた彼は24歳。好青年だ。
酒場では『昭和歌謡』を掛けていて、おそらく初めて耳にした
であろう曲に『この音楽はなに?』と聞かれたので、『これは
70sジャパニーズポップス【エンカ】やで』と教えてあげた。
高倉健の『唐獅子牡丹』なんて、ちゃんと説明できないのでね。
お互い片言の知ってる単語を並べて喋るので、クイズみたいで
おもしろい。 文法を知らなくても、てきとうに会話できるも
んなのです。 結構、外国の方とは上手くコミュニケーション
できますぞ。 要はハート・トゥ・ハートなのだ。
初対面の異邦人のココロを掴むには、音楽が一番てっとり早い
のです。 そのあと『レッチリ』を掛けると、『OH、レッチ
リ!』とは言わないけれど言うてたで。 『アイ・ライク!』。
ホント、音楽に国境はないね。
深夜の楽しい時間でした。 また待ってるで。 スティーヴン。
『異邦人』
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