先月末の【週刊文春】にて、立花隆が広
島原爆資料館を訪ねた際に手にした、原
爆被災カメラマン松重美人の『なみだの
ファインダー』記事に目が釘付けとなり
ました。この本を読んで(見て)みたい。
タイミングよく?店のお客さんで友人の
女性が広島まで観光に行くので、周ると
ころを教えて欲しい。と頼まれたました。
ワタシも、この機に本を買ってきていた
だきたい。との交換条件?で承りました。
願いが叶い、昨晩入手するコトができた。
広島での原爆投下、当日の市街地の様子
を撮影した、ほとんど唯一の人物である
カメラマンが、新聞社に出勤が遅れた為、
一命は救われましたが・・そこで多数の
被災者を見る。 報道員としての使命感
からカメラを向けるも、涙で曇るファイ
ンダーからは5枚の写真しか撮れなかっ
たそうです。その写真を見たいと思った。
5枚の写真と、その日の手記が記される。
1枚1枚の写真から伝わる思いは、重い。
目を逸らさず、写ってる総てを見届ける。
後日、写された一枚から・・実家の在る
場所が、焼けて無くなってる様子が判る。
このトシになるとね、自分が広島の出身
で被爆2世である自覚が年々・・大きく
なってくるのです。【魂】はそこにある。
今年は親戚の関係(岡山ですが)で、
広島に行く機会があるかも知れず、
ようやく念願が叶いそうです。
今考えるべきこと、振り返るべきことは
ここにあるように思えてなりません。
このトシになると、いろいろ考えさせられます。
辞任した、あの人にも見ていただきたいですね。
被曝者は・・今も心の重みを背負ってるのです。