今年もこの日を迎える。地域、環境によ
り、人々の心の傷に温度差がある。震源
地より目と鼻の先にある垂水区は、奇跡
的にほぼ全域、家屋破損の難から逃れた。
須磨に住む、遠い知人の家が全焼したと
聞き、高校受験生の妹とその姉に受験ま
でのひと月間、住処を提供する。その間、
ワタシ等は奥さんの実家に居候しました。
住処に戻ったのは、桜咲く頃。思い出す
のは【不便】を経験したことです。住処
から当時の仕事場、南船場まで分断され
た鉄道区間は代替バスで。通勤所用時間
は片道3時間、往復6時間。さすがに時
間の使い方を考えます。今、思えば【普
段通り】に戻ると言うコトの大切さ。そ
の実感を災害のなかの経験で学びました。
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