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『インテリジェンス 1941』

10日ほど前に鑑賞した映画【イミテー
ション・ゲーム】から、自身のライフワ
ークでもある昭和史探訪(日米開戦)の
点と線を結ぶ思考に再び火が点きました。

まず、一昨年末にNHKで放映され録画
しておいた【日米開戦への道 知られざ
る国際情報戦】を再び見直した後、番組
より追記・書籍化した【インテリジェン
ス1941】を読む。事実は小説より奇
なり。日本の敗戦に、英国・チャーチル
の情報戦略(インテリジェンス)が大き
く影響していたコトに改めて驚かされる。

あまた居るプレイヤーのなかで、政治的
な危機を何度も潜り抜けてきたチャーチ
ルは他国の指導者よりも一枚上手でした。
1941年12月8日の真珠湾攻撃、後
戻りできなくなったのは何故か・・日米
開戦がぎりぎりまで回避可能であったと
言う史実。しかしながら、回避できなか
った驚きの裏側。日・米・英・独・ソな
どの諜報活動の実態と各国・指導者たち
の思惑と欲望が複雑に絡み合いながら日
米開戦へともつれ込んでゆく過程を記す。

第二次世界大戦後、また東西冷戦が終わ
った後・・イギリス公文図書館に長きに
渡り厚い壁の中で眠る極秘資料室の閉ざ
された扉が開き、その一部が解き明かさ
れました。アタマのなかで埋まらなかっ
た歴史のパズルの欠片が繋がりつつある。

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