長崎は今日、７２回目の【原爆忌】を迎
えた。４年前に購入した【ナガサキ 消
えたもう一つの「原爆ドーム」】を本棚
から出して再読する。現存していれば長
崎の【浦上天主堂】は、広島の原爆ドー
ムと同様に重要な【被爆遺構】となって
いた。しかしながら、戦後１０年以上が
経過して取り壊されたという事実が残る。
当初【浦上天主堂】の保存に積極的だっ
た当時の市長は、米国からの熱心な招請
を受け、外遊から帰ってきた後に、保存
そのものを「資料として無意味」とした。
被爆した教会の取り壊しを条件に、多額
の教会建て替え資金を得る。なぜ、米国
の顔色を伺うのだろう・・その答えは平
和祈念式典での安倍首相の姿勢に投影さ
れる。【核兵器禁止条約】に一切言及し
なかったこと。と重なる。原爆投下とは
何だったのか。を考える【この日】です。